みのみの:かたわくかたわくこんくりーといえーい!
ペッパー★タツオ:ハイになっているようだな。さて、型枠を組むときには順番があることを覚えておいてほしんだよ。
みのみの:そんなんてきとうでいいじゃーん!
ペッパー★タツオ:飲んでるのか? 型枠の中にはコンクリートだけではなく、ある重要なものを入れる。なんだかわかるかな?
みのみの:鉄筋ですね。
ペッパー★タツオ:なんでそこで素で答えるんんだよ。ボケはどうしたんだよ・・・そのとおり!で、鉄筋として使うといいものとして
①異形丸鋼 ②ワイヤーメッシュ がある。
①異形丸鋼
いわゆる鉄筋とよばれるやつね。鉄の棒に「シマシマもよう」が彫り込んであり、ここでコンクリートをしっかりグリップする。まさに鉄の骨になる。
②ワイヤーメッシュ
名前のとおりメッシュ、つまり格子状に作られた鉄筋で、「ひっぱり」に強い強度を生み出す。
この2つをコンビネーションさせてコンクリートに埋め込んでおくと、その強度は格段に上がる。
そう、ちょうど動物に骨があるように、堅牢で打たれ強いボディを作るのだな。
みのみの:あ! なんだこれは! のぞきだー! やめれー!
ペッパー★タツオ:骨格だけ見るとハムスターと見間違いそうだな。
ペッパー★タツオ:で、順番というのは、「鉄筋とワイヤーメッシュを入れる前にセパレータを入れちゃうおちゃめなミス」をしないってこと。
みのみの:なんで?
ペッパー★タツオ:セパレータを先に組んでしまったら、いわゆる「知恵の輪」状態になってしまってあとからワイヤーメッシュが入らない、って単純な話なんだけど、意外についうっかり、やってしまいがちなんだよね。
みのみの:せっかくきゅっきゅとしめあげたのに、ぜんぶはずしていちからやりなおしになるのかい。そいつはいやー!
ペッパー★タツオ:次回はいよいよコンクリートの打設(流し込み)作業のポイントを解説していくぞ。