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ドアクローザー設置

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■知らなくてもいいかもしれないが、知っていると「結構簡単なんだ」と安心する話。

ドアクローザーというのはドアの上のほうに付いているアーム付きのボックスのようなものである。DIYアイテムの中では地味な存在だが、このパーツのおかげで玄関などのドアが開けっ放しになったり、風に吹かれてバンバン壁にぶつかったりすることなく、「スーッ」と半自動で閉じてくれる。通常、ドアには最初からこのパーツはついている場合がほとんどなのであえてこれを設置することはあまりないが、DIYでドアを設置したり、既存のドアクローザーが故障したりといった場合もあるので、設置の手順くらいは押さえておいていいかもしれない。

ドアクローザーキットとは上写真のようなものであるが、やや大きめのホームセンターならごく普通に売っている。

価格も5,000~2万円程度で手に入る。必要なければ目にも留まらないが、実際に「ドアクローザーはどこかな」という目でホームセンターをうろつくと案外すぐ近くに売っていたりする。

なかなか顔と名前を一致して覚えてもらえない、地味なクラスメイトといったところだろうか!?

ドアクローザー設置01
ドアクローザー設置02

ドアへの設置については同梱の、このような型紙を合わせて、ネジ穴の場所をマーキングすればあとはネジを打っていくだけ、というシンプルな作業だ。実質30分もかからない。

木のドア、サッシドア両方に対応するように通常のネジと木ネジがセットされている。

ドアクローザー設置03
ドアクローザー設置04

型紙でマーキングした箇所に合わせて、どんどん穴をあけていく。

ドアクローザー設置05
ドアクローザー設置06

下穴が開いたらドアにドアクローザー本体を取り付ける。ドア枠と水平になるよう。あらかじめアーム部をドア枠に這わせてみると、後々やり直しなどのリスクが防止できる。

続いてアーム部をドア枠上部に取り付ける。
この接合部は最も重量がかかり、また玄関ドアともなれば毎日何回も可動する部分となるので、頑丈さが要求される。いきおいネジ回しもかなりきつく、力がいる。ネジ穴を潰さないためにはとにかくゆっくりと、ドライバーを手締めで押し回す。また、手が疲れてくると押し回しができずネジ穴を舐めるので、こまめに休憩しながら、あわてず気長に締め上げるといいかもしれない。

ドアクローザー設置07
ドアクローザー設置08

素敵な本体カバー付きのクローザーもある。色もホワイトやブラウンなど、周囲に溶け込むようなデザインのものもあるので、せっかくならいろいろ選んでみたい。

設置完了。
強風のときはバタバタと、蝶板を破壊しそうに暴れていたドアが、「スーッカチャッ」と自動的に閉まるようになった。本体の調節ネジでドアの開閉スピードも選択できる。

ここまでわずか30分足らず。
ほんの隙間時間作業である。もし、この種のクローザーが未設置で、バタバタいっているドアがもしあるのであれば、チョイチョイッと設置してはいかがだろうか?

ドアクローザー設置09

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