床をマッシロに! ホワイトフローリング
ひとむかし前に流行ったチョコレート色のフローリングは、それまでの正方形模様の床が多かった板張りを一新して、一躍「フローリング」の代名詞となった、が、ここへきて「ホコリが目立つ」「部屋が暗くなる」などという理由から、明るいアイボリーなどに張り替えられつつあるようだ。業者さんに張替えを頼めば早いが、じつはそんなに難しいものでもないので、DIYで好きな色を試してみるのもいいのではないかな。
まずは今のフローリングの表面塗装を削り取る。塗装面をそのままにしてその上から新しいフローリングを張ってしまうと、このチョコレート色の塗装面とともに「パリッ」とはがれて浮いてしまうからだ。
サンドペーパーを電動サンダに装着し、一気にカワハギを行う。
「ブーーーン!」という掃除機のような音とともに、ごらんのように簡単に塗装がはがれていく。
通称「リキサンダ」。サンドペーパーを装着し、ブルブル震えて床を磨くスグレモノだ。
このバイブレーションはすさまじく、ついつい背中や腰にあてて、マッサージ機として体をほぐしたい欲求にかられる。
装着は約3秒でできるから、サンドペーパーが擦り減ったらどんどん交換していける
地肌が見えるまでやる。㎡10分くらいだろうか。いい運動である。
凸凹にあわせて新しいフローリングの仮合わせ。今回はサンワカンパニーさんの「ユーロブランク・マッシロ」を使用してみた。完全に白色のフローリングというのは意外にないので、これはなかなか気に入っている。このフローリングは幅広で、175ミリあり、なかなか迫力がある。
仮組み。意外にたくさんの板を使用するものだ。
階段や柱のでっぱりにあわせた加工をするにはこうしたジグゾーが役に立つ。
角っこをへこますすらいであればノミなどで「コン!」とやってしまってもいい。
このように、床面にあわせた凹凸をひとつひとつ加工していくのがわりと大変。新築とちがいすでにいろいろなものが入っている中で、それにあわせた形を加工していくのがリフォームの真骨頂だ。
フローリング板の貼り付けは木工ボンド。小学校のあの板張りはたしか釘内だったので、掃除の時間にはよく雑巾モップで水拭きしたものだが、家庭用のフローリングであれをやるとはがれてしまうので要注意だ。
ウニウニウニ~
ウーニウニウニウニ
敷き詰めていくと同じ部屋でも印象が一変する。どんどん敷き詰めていく。
本来、網代型に継ぎ目を組んでいくのが基本だが、まあそのへんはご愛嬌ということにした。
雪のように白いフローリングは確かに美しい。夜間は白く浮き上がり、モノがよく見える。6畳ほど敷いて約4時間。半日あればフローリングはできてしまうだろう。意外に簡単にできるので、ハゲハゲフローリングをなんとかリフォームしてみたいという方はぜひ一度トライしてみてはいかがだろう?