みのみの:ぱんぱかぱーん! ぱんぱんぱんぱんぱかぱーん!
ペッパー★タツオ:いきなりでかい声だな、ファンファーレとはよほど楽しみにしていたのかな?
みのみの:きみが下から合図したからやったんじゃないの。
ペッパー★タツオ:今回はいよいよクラッシュタイル貼り! DIYのヤマ場をむかえたわけだ。
みのみの:がんばってちょうだい。
ペッパー★タツオ:きみもやるんだよきみも。まずはタイルをどうやって壁面に接着するかだけど、市販のホワイトモルタルで十分だ。
みのみの:なんだい? ぼんどでつけるんじゃないのかい。
ペッパー★タツオ:接着剤は長い間風雨に晒されると徐々に接着力が弱ってきて、何年かするとポロポロと落ちてきてしまう。隙間もできて防水性もよくないし、第一高価だ。ホワイトセメントは乾燥するとタイル、壁を一体化させて、ひとつの石にしてしまうのでずっとはがれることなく、防水性もバッチリだね。
みのみの:ああっ! 顔にも、もるたるが!
ペッパー★タツオ:モルタルの固さは柔らかめ。ホイップクリーム状だ。壁面とタイル、そしてタイル同士のスキマを埋めていかないとなので、かなりやわらかめにしておいたほうがいいね。
みのみの:これさ、思い切り本当のホイップクリームクリームを作る道具でつくってるじゃないの!?
ペッパー★タツオ:そう! この軽くてモルタルがくっつきにくいプラ製のボウルと、しなやかで塗りやすいゴムベラは、そのままクラッシュタイルの壁面制作にピッタリなんだよ。
みのみの:お! ついた!
ペッパー★タツオ:意外にしっかりつくでしょ? タイルの裏側はでこぼことしたコルゲートが切ってあるので、ホワイトモルタルを十分につければ壁面に垂直に貼ってもずり落ちない。
みのみの:なある! これはなかなか、ぱずるみたいでおもしろいね。
ペッパー★タツオ:最初は壁面の一番下(地面)からか、左右両端の直線部分からスタートすると、はみださなくていいね。ほら! もう一列できたよ。
みのみの:なある! あんがいかんたんじゃあないのさ。
みのみの:ああっ! も、盛りすぎた!
ペッパー★タツオ:ホワイトモルタルはこねてタイルに塗ったらすぐ壁面に貼らないといけないぞ。モルタルの水気が飛んで硬くなってしまうと、そのモルタルの厚みのぶんが固まってしまい、壁面からデコボコに浮いてしまうからね。まあ、10ピース、20ピースと張りつけているうちに、徐々にコツがつかめてくるんだけどね。