時空を超えてやってきた巨大な自動演奏マシーン!
1920年・ベルギー製。高さ5メートル、幅13メートル
世界最大級のダンスオルガンだ。
この巨大な演奏マシンの大きさにに合わせて作られたこの建物いっぱいに、大音響である。
アンプなどはまったく使わず、ふいごに送られた空気だけで、内蔵されたラッパやベルを動かしてこの音量を確保しているという。 |
それにしても規模が型破りである。この部屋自体が楽器、といってもいいのだから。。。ダンスオルガンという言葉自体、じつはあまり聞きなれない言葉だ。あらかじめプログラムされた信号(パンチ穴の開いた紙など)を読み取り、その指示通りに管楽器や人形が動くというもの。動力源は圧縮空気だ。原理は間違いなく今のコンピュータといえるのではないだろうか。館内には無数の人形が仕掛けられているがその一体一体すべてに指示通りの空気が送り込まれ、800本といわれる内臓管楽器とともに演奏をする。 |
43体の人形はすべて「楽器」の一部になっている。音楽に合わせて腕が動いてベルをならすというからおどろきだ。
日本にもカラクリ人形のたぐいはあるが、ここまで大掛かりで、しかも音楽を合奏するというのは見たことがない。 前にも、横にもいるこの人形たちが一糸乱れぬ大合奏だ |
河口湖オルゴールの森にはこのほか、水を使った自動演奏など、DIYにも役立ちそうな創意工夫が多数あった。またレポートしてみたいが、やはりあの音の素敵さはぜひ一度、現地で聴いてみていただきたいものだ。
「オルゴールの森」はその建物のすばらしさも一見の価値がある。 曲線を多用したピンクの外壁が印象的なそのファサードはオリジナル性にあふれ また、この色彩にもかかわらず高級感がある。 このオリジナリティこそ、DIY建築革命団カッパドキ~アに多大な影響を与えることになるだろう。 |
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