創造の泉

ハプニングタワー

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都心のド真ん中に突如として現れた「メヒコなアイツ」。昭和46年築のおじいちゃんビルが、いきなり被ったイタリアンタイルのソンブレロ。
灰色の街に、バンジョーの風が吹く。

※現在は改装され、一階部分が飲食店になっている。


まずはとにかくこの様子を見てほしい

何かはわからないが、何かの一線を越えてしまったというのだろうか・・・?

いい。最高である。
まだ日本に、ここまでジャンプできる人がいたのかと、ついつい嬉しくなり目頭を押さえた。

ハプニングタワー曙橋01

 

ハプニングタワー曙橋02 なにか、都会のビルが何かの病気にかかったのか? 何かの毒きのこでも食べたのか、いや、このビル自体が毒キノコなのか!?計算されつくされた無機質な建築しかない都心において、ここまでフリーハンドな外観があっただろうか?

今やここまでのオリジナリティがある都心建築といえば、東京タワーか、神田の「顔のYシャツ」くらいなものではないだろうか?

なんといってもとにかく、玄関の上に浴槽が乗っているのである。

 

じつはこのビル、昭和46年築の年代物を

リフォームした物件らしい。

にもかかわらず、サイドノベランダや柱、また内装に

徹底してメキシカ~ンのスピリットを吹き込むことにより、

生まれ変わったということだ。

この日本ばなれしたセンスはしかし、ただものではない。

ハプニングタワー曙橋03

 

ハプニングタワー曙橋04 玄関脇についていた水道もこのように曲線美あふれるメキシカンなカラーリングで造形されている。

「メキシコのガウディ」

といったところだろうか?

 

エントランス。
アーチの無垢板ドアに洋瓦、階段には装飾タイル。いかにも2階からペッピーノさんがおりてきて、アコーディオンをきかせてくれそうじゃないか!?
 ハプニングタワー曙橋05

 

ハプニングタワー曙橋06
巨大な赤い「かさぶた」をいただいた
「ハプニングタワー」。

夜もふければ、遠吠えでもあげそうな、

生き物のようなビルである。

 

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