ペッパー★タツオ:今回はクラッシュタイルのお話だよ。クラッシュタイルってのはその名の通り、タイルをあえて割って破砕したピースを、パズルみたいにモザイク状に並べて壁面に貼っていくという手法だね。
みのみの:なんでまたわざわざタイルを割ってまたくっつけるのさ。まわりくどいじゃないのさ。
ペッパー★タツオ:クラッシュタイルを壁に貼るとかっこよくなるぞ! たとえば、よくありがちな家の垣根のブロック塀が、簡単にスペインのガウディ建築に大変身するって寸法だ。
みのみの:ブロック塀、庶民的でいいじゃあないの。昭和の香りがほのかに薫って。
ペッパー★タツオ:昭和もいいけどガウディもいいぞ。そしてクラッシュタイルのいいところはどんな形の壁でも覆ってしまえるということだ。細かく入り組んだ角部分やデコボコの壁面でも、大小いろんな形のタイルを組み合わせることで、ジャストフィットさせることができる。これは正方形のタイルではできない芸当だね。
みのみの:なんかよくわかんないけどタイル割るのはおもしろそう。パリーン!スッキリ!
ペッパー★タツオ:ま、まあそういうストレス解消的な部分は置いておくとして、問題は使用するタイル。こんなのがいいんだよ。
みのみの:なんですかいーこのでっかいタイルはあ?
ペッパー★タツオ:ズバリ!クラッシュタイルで壁面をアートするなら、元のタイルは大きいほうがいいんだよね。一辺が20センチとか、30センチのがいいね。
みのみの:なんで?
ペッパー★タツオ:割ったときに、大きなピースから小さなピースまで、いろいろな大きさのが取れるからだよ。壁面をまず大きなピースで埋めて、隙間を小さなピースで埋めていくといい壁面模様ができる。一辺が10センチくらいの小さなタイルだと、この大きなピースが取れないんだよね。
ペッパー★タツオ:タイルを準備するときのポイントとしてもうひとつ。シンプルな色を一度に大量に買うこと。
みのみの:にゃんで?
ペッパー★タツオ:あまりめずらしい模様や色のものは、販売店の在庫が切れるともう同じ色は入荷しませんよう、などとしれっと言われてしまうことがよくあるんだよね。海外からの輸入が多いからさもありなん、なんだけど。なのでやはり白がおススメなんだよ。だいたいいつでも手に入るし、型番が違ってもまあまあごまかせる!
みのみの:ごまかすとはなにごとですか! ちゃんとよのなかにしょうじきに生きるのです。というか、ようわからんね。
ペッパー★タツオ:じゃあわかりやすいように、次回は実際に割って、貼ってみようかな? タイルを。